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ガス衣類乾燥機 乾太くん 実際の導入方法と費用について【一条工務店】

オール電化が基本となる一条工務店の家であっても、ガス衣類乾燥機は問題なく設置することができます。

実際に一条工務店の家で乾太くんを毎日使用し、とても快適に過ごせています。

ただし乾太くんを導入するためには、家を建てる前、打ち合わせの段階からの計画が必要です。

この記事では、一条工務店で乾太くんを問題なく導入するための具体的な方法と手順、そしてかかる費用を紹介していきます。

 

ガス衣類乾燥機 乾太くん 実際の導入方法について

  1. 打ち合わせの段階でガス衣類乾燥機を設置したいと伝える
  2. 乾太くんをどこから購入するか決める
  3. 乾太くんを設置する場所にエアコンスリーブを作る
  4. 乾太くんに接続するガスコンセントの位置を確認する
  5. 外壁のハイドロテクトタイルを適切な範囲で削除する
  6. 引き渡し後、実際の設置に立ち会う

ひとつずつ順に解説していきます。

打ち合わせの段階でガス衣類乾燥機を設置したいと伝える

まずは一条工務店との間取り決めなどの打ち合わせの段階で、ガス衣類乾燥機を導入したい事を建築士や担当営業に伝えましょう。

オール電化が基本の一条工務店で乾太くんを導入する方は、そう多くありません。ですから経験のない担当者であった場合には、導入することをオススメされないかもしれません。

ですが、そこで折れずに導入する事を通しましょう。問題なく設置できますから大丈夫です。

乾太くんがあることで、家の中に安く使えるコインランドリーの乾燥機があるのと同じ生活ができます。毎日の天気を気にすることもなく、一時間もしないうちに衣類はふわっふわに仕上がります。そして干して取り込む手間もなくなり、洗濯がとてつもなく楽になります。

設置までの敷居は高めですが、ぜひがんばって導入してほしいです。

 

乾太くんをどこから購入するか決める

次に乾太くんをどこから調達するか決めます。

ガスには大きく分けて都市ガスとプロパンガスがありますが、どちらにせよ家の中にガス管を引き入れるために工事が必要になります。

このガス管を引き入れるための工事をするガス会社は、一条工務店側で調整し決めてもらえます。

都市ガスとプロパンガスをどちらか選べる状況ならば、毎月の料金が安いので都市ガスをオススメします。

そのガス会社に乾太くん本体も手配してもらうか、自分で購入しておいて設置してもらうかを決めておく必要があります。

ガス会社に全て手配してもらえば、手間はかかりません。ですが値段は高いかもしれません。

乾太くんの一般的な大きさである5kgタイプの場合、定価は147840円。ネット上では90000円程で売られています。

乾太くんを設置するためには、この本体以外にも排湿管や、本体を載せるための専用台や排湿管などの付属部品も必要ですから、定価だと5kgタイプの場合、本体と合わせて20万円程かかります。とはいえ、ガス会社から購入しても定価で売られることはないです。

ガス会社によって値段が違うと思うので、まずは担当営業に見積りをしてもらえるように相談しましょう。

乾太くんは都市ガス用とプロパンガス用がありますので、実際に使用するガスはどちらなのか、間違えないように購入してください。

 

乾太くんを設置する場所にエアコンスリーブを作る

室内にあるエアコンスリーブ 白い蓋を取ると中に断熱材がぎっしり詰まっています

乾太くんは湿気を屋外に排出するための管(排湿管)を通すために、壁に穴をあける必要があります。

ですが、「乾太くんを設置する目的で壁に穴をあけてください」と相談しても断られてしまいます。壁に穴をあける事は気密性に関わり、一条工務店としては避けたいのでしょう。

なので、エアコンスリーブの穴に乾太くんの排湿管を通します。そのために乾太くんを設置する場所にエアコンスリーブを作るよう、間取り決めの段階で設計士と打ち合わせをしておきます。

エアコンスリーブとは、エアコンを将来設置するために、室内機と室外機をつなぐ管を通すスペースを確保するためのものです。このエアコンスリーブを乾太くんの排湿管を通す目的で使います。正式にガス衣類乾燥機用の穴を施工してくれたらいいんですけれど、いたしかたないです。

 

実際の図面 乾太くんを置きたい二階洗面所
赤が乾太くんを置く場所 青で表記しているACスリーブがエアコンスリーブのこと 施工する位置を指している
実際の排湿管。湿気はこの管を通って全て屋外に排出される。とぐろを巻いていますが機能的には問題ないです。

 

うちの場合には乾太くんを設置する場所の上が下がり天井になっていることと、併せて乾太くんを置く台の高さ設定を高めにしているために、このように排湿管が曲がることとなってしまいました。

乾太くんの販売元であるリンナイに確認し、このように曲がっていても機能的に問題ないことは確認済みです。実際に何もエラーなく毎日使用できています。

間取りの違いがあり、スリーブを開ける位置は設計士とよく相談して決めることをオススメします。設計士がガス乾燥機の知識がない場合には、ガス会社に相談することも考慮してください。

 

乾太くんに接続するガスコンセントの位置を確認する

乾太くんはガスを使用するためガス管を接続する必要があります。打ち合わせの段階でガスコンセントの位置を確認しておきましょう。

乾太くんの横にあるガスコンセント。ガス管を通して屋外から乾太くんにガスを供給している。

特に位置を指定しなくても、適切な位置にガスコンセントを設置してくれるとは思いますが、念のため確認しておきましょう。

配線類は見えない方が見た目スッキリするので、あまりにも手前にガスコンセントがあると見栄えが悪いかもしれませんね。

 

外壁のハイドロテクトタイルを適切な範囲で削除する

上の画像のように、乾太くんは外壁にパイプフードという雨風を防ぐ部品が付きます。

この部品を外壁に付ける際、ハイドロテクトタイルの上からネジ止めはできません。あらかじめパイプフードを付ける場所にはタイルを張らないように、設計士と打ち合わせしておく必要があります。

わたしはここまで想定できていなかったことから、タイルを張り替えることとなってしまいました。

このように、穴の大きさギリギリまでタイルを張ってしまわないようにしてください。
タイルにネジ止めはできないため、タイルをある程度削らないと、パイプフードをネジ止めできなくなります。
このように一条工務店でタイルを張らないでおいてもらい、ガス会社にパイプフードを設置してもらう。
エアコンスリーブの断熱材を取ったあと。屋外から室内が見えている。排湿管とパイプフードを付けるタイミングまでは、中の断熱材を取らないようにする。
外壁に完成したパイプフード。排湿管と接続され室内の乾太くんと繋がっている。ここから衣類の湿気が排出される。雨が壁内に入り込まないように周りはコーキングされています。

一階に乾太くんを設置する際には、パイプフード設置やタイルを張るタイミングは、そこまで気にする必要はなく後々でもいいです。

注意が必要なのは二階に乾太くんを設置する場合です。わたしのうちは二階に乾太くんがあるため気をつかいました。

「二階に乾太くんを設置する場合」

家の周りに足場があるうちに「パイプフードの設置」「排湿管を壁に通しパイプフードと接続する」「パイプフード周囲にハイドロテクトタイルを張る」という作業をするよう、設計士や営業担当と必ず打ち合わせしておいてください。

この作業を、足場がなくなった後に施工するのは大変です。ハシゴを持ち込み、高所での危険な作業となってしまいます。追加で設置費用を請求されることとなってしまうかもしれません。

ですので足場があるうちに設置作業を進めます。

 

引き渡し後、実際の設置に立ち会う

引き渡しの日まで、この状態でした。排湿管にエアコンスリーブから抜き取った断熱材を入れ込んで外気が入らないようにしていました。乾太くん本体をこのあと搬入し排湿管やガス管と接続し完成です。

実際に乾太くんを家の中に入れるのは引き渡し後になります。乾太くんや付属品を事前に用意しておけば自分で設置することもできますが、なかなか大変なので、ガス会社にまかせるのをオススメします。

ガス会社から乾太くんを買わないと、設置までしてくれない場合もあります。ですので事前に見積りをする際に、自前で乾太くんを用意し、設置のみをガス会社でしてもらえるかを確認しておきましょう。

ちなみに製造元であるリンナイでは、乾太くんの販売や修理は受け付けていますが、実際の施工は行っていません。なので契約しているガス会社におまかせすることとなります。

 

乾太くん導入にかかる実際の費用について

乾太くん本体:5kgタイプ約9万円 8kgタイプ約12万円

乾太くんは容量別に8kg・5kg・3kgの3種類あります。家族で使うことを想定すると8kgか5kgタイプがいいでしょう。上記の値段はネット上での値段です。ガス会社から購入する場合には値段が多少変わります。

6人家族のわがやでは迷わず8kgタイプにしました。4人家族ならば5kgタイプでいいと思います。ですが洗濯物が多い家庭では8kgタイプをオススメします。値段は少し高いですが大は小を兼ねますので、いっぺんにたくさん乾燥できるのは良いです。

乾太くんは都市ガス用とプロパンガス用があります。購入する際には間違えないように気を付けてください。

 

容量5kgタイプ

乾太くん 5kg 都市ガス用 RDT-54S-SV

乾太くん 5kg プロパンガス用 RDT-54S-SV-LP

 

 

容量8kgタイプ

 

5kgデラックスタイプ
デラックスタイプは見た目が違うのと、右開きと左開きがあります。8kgのデラックスタイプはありません。普通の乾太くんは左右開く方向を購入後も調整できるのですが、デラックスタイプは購入後に、左右開く方向を変える事ができないので注意してください。

左右の違いと併せて、繰り返しになりますが都市ガスかプロパンガスかの違いに気を付けてください。

 

乾太くん本体と、ガス接続口を繋げるためのガスコードは別売りになります。乾太くんを自分で調達する場合には用意しましょう。

リンナイ ガスコード1.0m 都市ガスとプロパンガス兼用

 

ダンパー付排湿管セット:約1万4千円

ダンパーが付いていないものも販売されていますが、必ずダンパー付き排湿管にしてください。ダンパーがあることで乾太くんが動作時のみに蓋が空き、外気の流入を防ぐことができます。ダンパーがないと外気が室内に入り込み放題になってしまいます。

また排湿管にはφ80とφ100があります。(φ=ファイと読みます。直径のことです。)エアコンスリーブの穴の大きさは8cm程となりますのでφ80の排湿管を購入してください。

φ80とφ100の違いとは、φ100の方が排湿管の長さを10m先まで延ばせるなど長い距離に対応しています。そんな遠い所に繋げませんよね。

また施工するための工具や各ガス会社の取り扱いがあるかの違いがあるのみで、結果どちらでも機能的にはなんら変わりないとのこと。製造元のリンナイに確認済みです。

 

乾太くんを載せるための専用台:約2万円

乾太くんを載せるための台です。洗濯機の上に乾太くんを載せるのにちょうどよい大きさとなっています。

専用台は高さの違いにより(低)(中)(高)の3種類ありますが、洗濯機の上に乾太くんを設置するなら(高)がおすすめです。3kgと5kgしかのせられないものと、3kg・5kg・8kg全て載せられるものがあり紛らわしいです。

洗濯機の上に乾太くんを設置するなら、3タイプ全てに対応しているこちらがオススメです。

 

以下は、実際に専用台に載せた乾太くんです。

専用台の高さは乾太くんの足元が127cm程の高さになるように設定。洗濯機の蓋を開ける高さが必要なため、洗濯機との間に35cm程のスペースができるように高さ設定しています。

この専用台を使用せず造作棚などに乾太くんを載せる場合、乾太くんの重量は30kg程ありますので棚の丈夫さ、耐荷重に注意してください。公式には耐荷重60kg以上とするようにとの記載があります。耐荷重60kg以上の造作棚は費用も高くなってしまいます。

造作棚を作る場合には、壁にある洗濯機用の水洗口とガス接続部の位置に注意が必要です。造作棚の下に洗濯機用の水洗口がくるように、併せて乾太くん用のガス接続口は棚の上にくるように高さ設定をしなければなりません。洗濯機の蓋の開け閉めする高さにも注意が必要になります。

見た目を気にするのであれば、乾太くんの横に薄壁を設置するだけで配管類もほぼ見えず気になりません。薄壁は追加費用なしで設置できます。

専用台は高さ調整もできるので、洗濯機の種類を変更した場合や、こういった設計を考える手間もなく、高さ設定で失敗する心配がなくなりますので専用台を使うことをオススメします。

ガス配管工事費用:14万4千円

これはガスの配管を家の中に引き込むための工事費用です。住宅ローンの中に含まれる費用となります。ガス工事に関しては都市ガスとプロパンガスで値段が違います。これは、わたしの家でのプロパンガスの配管工事費用です。

また配管が長ければそれだけ費用も高くなります。ですので、この値段はある程度の目安としておいてください。

工事費用を高く感じるかもしれませんが、設備工事としては、むしろ安価な方となります。わたしのうちを例にすると、他の設備工事の費用は以下です。
屋外給水設備工事:30万円
屋外排水設備工事:37万円
屋外雨水設備工事:18万円
となっています。

ガス衣類乾燥機には、多少の費用をかけるだけの価値が十分にあります。

 

ガス料金について

一条工務店で家を建てた方は、太陽光発電を採用していることもあり、ほとんどの方がオール電化に適した電気料金プランにしているでしょう。

ガスを取り入れることでオール電化でなくなってしまい、料金プランが適応できなくなってしまうと考えているかたもいるかもしれませんが、それは勘違いです。

オール電化の電気料金プランで契約していても、乾太くんやガスコンロなどの、ガスを使用する機器は問題なく導入できます。

別途ガス料金はかかってしまいますが、オール電化の料金プランが適応されなくなる、ということはありません。

わたしの家では、1日に最低2回必ず乾太くんを使用しています。一か月の基本料金が1650円。従量料金が3000円程。つまり一か月に60回以上使用して消費税込みのガス代は5000円以下です。この値段で洗濯物を干す手間が無くなるんですから安すぎます。

※ガス料金は都市ガスや各プロパンガス会社で違いますので、一例として参考にしてください。

 

乾太くん導入手順まとめ

①打ち合わせの段階で設計士や営業担当者に、ガス衣類乾燥機を導入することを伝える。おすすめされないかもしれませんが、このブログを見せるなりして押し通す。

 

②乾太くんと付属品をどこから調達するか決める。ガス会社から購入するのが設置までまかせられるので手間がかからないが、値段が高いかもしれません。営業に見積りを依頼すること。自前で購入する場合には、設置をガス会社でやってもらえるか確認すること。

外気の流入を防ぐために、排湿管はφ80のダンパー付き排湿管にすること。

 

③室内エアコンスリーブの設置位置を打ち合わせする。必ず位置を設計士と検討すること。

 

④ガスコンセントの位置を確認する。

 

⑤外壁ハイドロテクトタイルを事前に削除しておくよう打ち合わせする。

一階に乾太くんを設置するならば、この工程を忘れてもタイルを剥がす手間が増えるだけで大丈夫。ですが二階に乾太くんを設置する場合には、忘れずに必ず足場があるうちに設置作業を進めること。

 

⑥実際に設置作業を行う。自分で設置もがんばればできなくはないですが、乾太くんは結構重くて大変です。ガス会社に依頼することをおすすめします。

 

以上、一条工務店でガス衣類乾燥機を導入する方法を紹介しました。導入までに敷居が高いのは確かにありますが、乾太くんは本当に便利です。導入して後悔なしですよ。

みなさんの参考になれば幸いです!

家の間取りを考えているかたへ

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